この記事では、Windows11にセキュリティソフトが必要かどうかを判断するために、自分のパソコンの利用目的とリスク許容度、Windows セキュリティの機能と限界を考えることをおすすめしたい記事です。Windows11にアップグレードしたり、新たにWindows11 を購入する際には、セキュリティ対策も忘れずに行いましょう。
個人はWindows11にセキュリティソフトはいらない?判断ポイント2つを解説
はじめに
Windows11が発表され、多くのユーザーがアップグレードを検討しています。Windows11はWindows10よりもセキュリティが強化されており、標準でWindows セキュリティというウイルス対策ソフトが搭載されています。しかし、それだけで十分なのでしょうか?個人で使う場合も、追加でセキュリティソフトを入れるべきなのでしょうか?
この記事では、個人がWindows11にセキュリティソフトを入れる必要があるかどうかを判断するためのポイントを2つ紹介します。また、おすすめのセキュリティソフトもご紹介します。Windows11にアップグレードする前に、ぜひ参考にしてください。
判断ポイント1:自分のパソコンの利用目的とリスク許容度
まず、自分のパソコンの利用目的とリスク許容度を考える必要があります。パソコンの利用目的とは、何のためにパソコンを使っているかということです。例えば、以下のような目的が考えられます。
- メールやSNSなどのコミュニケーション
- ゲームや動画などの娯楽
- ネットショッピングやモバイル決済などのオンライン決済
- オンラインバンキングや投資などの金融取引
- ワードやエクセルなどのオフィスワーク
- ウェブサイトやアプリなどの開発
これらの目的によって、パソコンに保存されているデータやインターネットでやり取りされる情報の重要度や機密性が異なります。例えば、オンラインバンキングや投資などの金融取引を行っている場合は、自分の口座情報や資産情報が流出したり改ざんされたりすると大きな被害につながります。一方、ゲームや動画などの娯楽目的で使っている場合は、そこまで重要なデータや情報は扱っていないかもしれません。
このように、パソコンの利用目的によって、ウイルスやハッカーなどから守るべきものが変わります。そして、それに応じて自分が許容できるリスクの度合いも変わります。例えば、金融取引を行っている場合は、ウイルス感染や不正アクセスに対して非常に慎重で警戒心が高いかもしれません。一方、娯楽目的で使っている場合は、ウイルス感染や不正アクセスに対してあまり気にしないかもしれません。
このように、自分のパソコンの利用目的とリスク許容度を把握することで、セキュリティソフトを入れる必要性を判断できます。基本的には、以下のような場合にセキュリティソフトを入れることをおすすめします。
- パソコンに重要なデータや情報を保存している場合
- インターネットで重要なデータや情報をやり取りしている場合
- ウイルス感染や不正アクセスに対して慎重で警戒心が高い場合
逆に、以下のような場合は、セキュリティソフトを入れなくても問題ないかもしれません。
- パソコンに重要なデータや情報を保存していない場合
- インターネットで重要なデータや情報をやり取りしていない場合
- ウイルス感染や不正アクセスに対してあまり気にしない場合
判断ポイント2:Windows セキュリティの機能と限界
次に、Windows11に標準で搭載されているWindows セキュリティの機能と限界を理解する必要があります。Windows セキュリティは、ウイルスやマルウェアの検出と駆除、ファイアウォールの設定、ランサムウェアの防止、アプリとブラウザの保護などの機能を備えています。これらの機能は、基本的なウイルス対策として十分なものです。
しかし、Windows セキュリティには以下のような限界もあります。
- リアルタイムで最新の脅威情報を収集するためには、インターネットに接続しておく必要がある
- 有料のセキュリティソフトに比べて、追加の機能やサポートが少ない
- 一部のウイルスやマルウェアに対しては、検出率や駆除率が低い可能性がある
このように、Windows セキュリティは総合的なセキュリティソフトではなく、基本的なウイルス対策ソフトと言えます。そのため、より高度なセキュリティ対策を求める場合は、追加でセキュリティソフトを入れることをおすすめします。
おすすめのセキュリティソフト
ここでは、Windows11におすすめのセキュリティソフトを紹介します。これらのセキュリティソフトは、第三者機関であるAV-TESTによって高い評価を得ているものです。
ノートン360
ノートン360は、世界的に有名なセキュリティソフトです。高いウイルス検出率と軽快な動作が特徴です。また、以下のような機能があります。
- VPN:通信を暗号化してプライバシーを保護する
- パスワードマネージャー:パスワードを安全に管理する
- ダークウェブモニタリング:自分の情報がダークウェブで流出していないかチェックする
- クラウドバックアップ:重要なデータをクラウド上にバックアップする
ノートン360は、多彩な機能と充実したサポートが魅力です。ただし、価格は他のセキュリティソフトよりも高めです。
ESET インターネットセキュリティ
ESET インターネットセキュリティは、スロバキア発祥のセキュリティソフトです。ウイルス検出率や動作の軽さが高く評価されています。また、以下のような機能があります。
- ウェブカメラ保護:不正なアクセスからカメラを守る
- ネットワークインスペクター:接続しているWi-Fiのセキュリティをチェックする
- ペアレンタルコントロール:子供のインターネット利用を制限する
ESET インターネットセキュリティは、シンプルで使いやすいデザインが特徴です。ただし、VPNやパスワードマネージャーなどの機能はありません。
ウイルスバスタークラウド
ウイルスバスタークラウドは、日本発祥のセキュリティソフトです。日本語対応や国内サポートが充実しています。また、以下のような機能があります。
- ファイル暗号化:重要なファイルを暗号化して保護する
- データシュレッダー:完全に削除したいファイルを上書きして消去する
- スパムメール防止:迷惑メールやフィッシングメールをブロックする
ウイルスバスタークラウドは、日本人向けに最適化されたセキュリティソフトです。ただし、VPNやダークウェブモニタリングなどの機能はありません。
まとめ
この記事では、個人がWindows11にセキュリティソフトを入れる必要があるかどうかを判断するためのポイントを2つ紹介しました。また、おすすめのセキュティソフトもご紹介しました。Windows11にアップグレードする前の参考となりましたら幸いです
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